歯科検診で自分の歯が残せるか?

歯を削ったり抜いたりの通常の歯科治療とは違って、歯科検診であれば気持ちのハードルは低いですよね。そして、みずから検診を受けようとする方は前向きで意識の高い人です!
そんな人達にあえて申し上げます。
【歯科検診で自分の歯が残せるでしょうか?】
結論から言うと、虫歯予防については難しい場合がよくあります。
なぜならば…、「早期発見・早期治療」では歯の治療がともなってしまうからです!?あたり前の話ですが、そもそも歯は一度削ったり抜いたりしたら決して元には戻りません。
さらに、虫歯の治療を始めると、自分の歯を失うまでの「段階」がはじまるのです。一度はちゃんと治療の完了まで頑張っても、その後は放っておくと、次の段階に進んでしまいます。どんな名医に治療してもらっても同じことがおこります。
・早期治療にならないためには、早期発見だけでは不十分です。
・必要な治療は早く受けると良いですが、その後の「段階」を進めないように頑張ります。
歯を失う「段階」って何のことでしょうか?歯の病気は何もしないで放っておくと、再発するのがあたり前なのです。
だから、早期発見の前に予防をして「早期治療」そのものを避ける。そして、必要な治療をした歯は、次の治療への「段階」を防いだり、速度を遅くするということです。
ちょっと暗い感じになってしまいましたか?
それは歯を失う「段階」を進めてしまう治療が憂鬱なのです。検診を受けようとする気持ちや、予防そのものは前向きで快適なものです。
さあ、痛みとはほとんど無縁で、ご自身の歯を残せる予防から始めてみませんか?お口も気持ちも快適になりますよ!
歯を失う「段階」のお話:【今までの通院のしかたとの違いは?】